骨折り損のくたびれ儲け

週末の休みが明けた月曜日によくある話ですが、私の会社では競馬負けた、パチンコ負けたという話がよく出ます。

本日も、それに違わず、パチンコの話題でした。

 

そう、主役は「筒木さん」です。

 

私が、会社についたころには、パチンコの最後の話になっていたようです。

5時間、パチンコ屋さんにいたようです。

 

昼休みになり、後ろから筒木さんの声が聞こえてきます。

また、パチンコの話をしているようです。

 

北斗の拳で、2万円スルーや。」(「北斗の拳」というパチンコ台で、2万円使ったけど、フィーバーがかからなかった。という意味。)

「私は、1万円負けや。」

「私は、チャラ。」

 

私も、昔はよくパチンコをしていましたので、皆さんの気持ちはよくわかります。今日は勝てると思いよく行っていました。

けれど、パチンコを止めた私には、筒木さんの話は滑稽に聞こえてきます。

 

筒木さん。

「チャラやったら、ええやん。勝ちやで。」

どう考えても、おかしいですね。

チャラということは、プラスマイナス0。

引き分けならば、わかる話なのですが、勝ちではないでしょう。

 

そして、さらに筒木さん。

「2万円負けから、甘デジ(当選確率が低いパチンコ。その代わり出玉も少ない。)で3万円出した。浮いた1万円でもう1回、北斗の拳を打ったけど、ダメやったわ。」

 

結局、筒木さんもチャラのご様子。

1万円浮いた時点で、止めればいいのですが。

それが、博打打ちの宿命でしょう。浮いた1万円は、あって無いようなものなのです。

2万円負けていたことを取り返したことが話のメインになのです。

 

他の人ともこんな話をしたことを思い出しました。

Aさん「パチンコ止めたの?」

私、「はい。」

Aさん「それじゃ、お金使わないなぁ。」

 

パチンコが負ける前提の話です。

パチンコに勝っても、翌日のパチンコの資金になるだけというのを痛感しました。

 

夕方、筒井さんはさっさと帰っていきました。

「今日も、勝負や。」

 

仕事で勝負しましょうよ!

 

そんなに時間を使って、儲からないのは、

「骨折り損のくたびれ儲け」ですよね。