クライマックスシリーズの問題点
2017年のペナントレースも、あと数試合となり、今後はクライマックス・日本シリーズを残すのみとなりました。
私の応援している球団はすでに今シーズンは終了。
あとは、好ゲームを期待しています。
昔は無かったクライマックスシリーズ。
なぜ、クライマックスシリーズは始まったの?
と思っている方も多いと思います。
クライマックスの起源
最初は、2004年 パリーグが「プレーオフ」という名称で始めました。
今と同じ、2位 VS 3位。
その勝者 VS 優勝チーム。
興行的にも非常に良く、消化試合が無くなるということもあり、
2008年から、セ・リーグもこの形式を取り入れ、「クライマックスシリーズ」として採用しました。
同2008年、優勝チームにアドヴァンテージとして「1勝」が与えられるようになり、これにより、1位のチームの優位性が高くなり、日本シリーズも、ペナントレースの覇者同士の対決が多くなっていきました。
クライマックスシリーズの問題点
問題点は、多く分けて2つ。
1、ペナントレースの優勝の価値の低下。
クライマックスシリーズの勝者が、勝ち上がるということは、その時期に調子がいいチームの出場の可能性が高くなる。
10ゲーム離して、リーグ優勝をして日本シリーズに出れないのは、疑問が残る。
2、日本シリーズの価値の低下
現状でのルールだとペナントレース3位のチームにも日本シリーズに出れる可能性がある。勝率5割以下のチームの出場もありうる。
日本野球機構も、ペナント優勝チームが日本シリーズに出場できるように考えている。
・アドヴァンテージの1勝
・ホーム球場の試合
・CSファーストステージの後すぐに、ファイナルステージをすることで、ファイナルステージに相手チームのエースが先発しにくい状況にしている。
そこまでするなら、クライマックスシリーズをしなければいいと思うが、興行が成功している現在、CSを無くすことはないであろう。
解決案
現実的には難しいと思うが、私なりに考えた代替案です。
・1リーグ制にする。リーグ戦の中での勝者が日本一。
それとは、別で、サッカーでいう「天皇杯」のようなトーナメントで日本一を争う大 会を作る。
・現在の2リーグから、3リーグにする。
MLBと同様、各リーグの優勝チームにワイルドカードを入れて、4チームの日本シリーズトーナメントを行う。
1リーグにすることやチーム数を増やすことは、今までも議題にはあがったが採用されることには至らなかったこともあり、上記の案はまず実現不可能だとは思います。
けれど、MLBのポストシーズンを見ていると主たる目的がワールドチャンピオンというのが明白になっているのに対し、日本の場合は、ペナントレース・日本シリーズが別々に見えてきます。
けれど、これも日本の文化なのでしょうね。
文句をいろいろ言っていますが、やっぱり野球は面白いですね。