選抜高校野球大会の出場校の決定条件
それについで、「春の選抜甲子園」というのも、あるのですが、夏の大会よりも盛り上がっていません。
けれど、野球好きの私にとっては、「春は選抜から」というイメージが強いです。
では、その甲子園に選ばれる高校はどのように決まっているのか。
わかりやすく説明していきます。
まずは、誰が決めるのか。
日本高等学校野球連盟と毎日新聞社から、人選要員を選び、選考基準に照らし合わせながら、代表校を選抜していきます。
出場枠(32校)、記念大会など(36校)
選考基準
1、一般出場枠
2、神宮大会枠
3、21世紀枠
では、選考基準をさらに詳しく見ていくために、まずは「明治神宮大会」から、説明していきます。
明治神宮大会(11月)
出場枠(各地区代表校10校)
北海道・東北・関東・東京・東海・北信越・近畿・中国・四国・九州 各大会の優勝校
この10チームにより、トーナメントが行われ、優勝を決めます。
優勝したチームが、神宮大会優勝枠として、選抜の1校になります。
*一般出場枠で各地区何校が選ばれるのですが、神宮大会で優勝するとその地区はプラス1校出場枠が増えるということになります。
また、夏の甲子園が終わり、新チームになってからの初めての大会になります。
「神宮大会」「選抜甲子園」「夏の甲子園」・・高校野球の3冠と言われる大会です。
秋季地区大会(10月~11月)
では、神宮大会に出るには、どうすればいいのか?
それは、地区大会に優勝することです。
私の地元、近畿地方でご説明します。(他の地区では少し違うところがあるかもしれません)
近畿地区大会は、各県大会の上位校(16校)がトーナメントを戦い優勝を目指します。滋賀(2校)・京都(3校)・大阪(3校)・兵庫(3校)・奈良(2校)・和歌山(3校)
この大会での優勝校が、神宮大会の出場権を手に入れます。
そして、近畿大会からは、6校が選抜に選ばれます。
・上位の4校
・残り2校は、優勝または準優勝したチームといい試合をしたチームが選ばれる可能性が高いと思われます。
・同県から3校は、選ばれにくい(今までには無いようです。)
各地区の甲子園出場枠
北海道(1枠)・東北(2枠)・関東(6枠)・東海(2枠)・北信越(2枠)・中国・四国(5枠)・九州(4枠)
各都道府県大会(8月~10月)
ここでも、私の地元兵庫県で説明いたします。
兵庫県大会では、校区(5校区)をさらに2~4ブロックに分け、計48校が県大会に出場できるようになります。
*校区の大会では、負けても敗者復活戦があり、そこから県大会に出場も可能になっております。
つまり、1度負ければ終わりの夏の大会とは違い、1度負けても甲子園を諦めなくていいのです。
そして、48校のトーナメント戦。
その中で、決勝戦と合わせて、3位決定戦も行われて、1位~3位を決定し近畿大会に向かいます。
他の県も、一度負けても敗者復活があると聞いてます。
他県も調べていくようにしていきます。
21世紀枠
・128校を上回る都道府県は、ベスト32以上。
それ以外の場合は、ベスト16以上。
・恵まれていない野球環境・他校や地域に良い影響を与えられている。
・出場から遠ざかっている。
*上記の検討から、東日本・西日本から各1校、3校目は地域を限らず選択。
この制度には、いろいろ賛否両論が出ております。
通常では甲子園に出られない高校に出場機会が与えられるということは、素晴らしいことだと思います。けれど、3校は多いと感じます。
そして、もう少し条件を厳しくしてほしいですね。
まとめ
春の大会は、神宮大会出場の高校が中心にないますが、優勝校が上位に残れないことが多いです。
一冬を超えることで、チームや選手の力がガラッと変わってくるからでしょうね。
夏ほど、打撃戦にはならないと思いますが、1点を守る戦いも楽しいものですよ。
今から、春が楽しみです。